風炉のページ
風炉は唐銅、鉄、やきものなどで出来ています。形は朝鮮風炉、台子風炉、透木風炉、面取風炉、丸釜風炉などがあります。
風炉は中に入れる灰の形に約束があります。また、鑑賞のポイントは、全体の形や肌など風炉自体はもちろんですが、実際に使っている場面では灰形も大きな見処となります。
風炉と釜の組み合わせは、朝鮮風炉や台子風炉は、一般的には組になったものが多いのですが、土風炉や道安風炉などは、釜の寸法が小さく、風炉の五徳にかかり、風炉とのバランスがとれていれば、色々な釜と合わせることが出来ます。
鉄瓶・茶釜のお取り扱い方
- 最初のご使用の際、金気を取るために水を入れ替えながら沸かして下さい。その際、湯が減ってきたら必ず水を取り替えて下さい。このように数回沸かして頂きますとだんだん内部がきれいになって、水も澄んで漆などの香も抜け気持ちよくお湯を使っていただけます。
- 内部に自然に付く「湯垢」は、鉄器独特の甘さを増して美味しくお茶をいただける素ですので、お取り除きにならないで下さい。
- 永年ご使用により万一水漏れを生じたときは、お粥を煮ると止まります。それでも水漏れが止まらない場合には、鉄分と漆とを練り合わせたものを塗り詰め、一週間ほど置けば完全に直ります。なお、当店でも修理を受け付けておりますので、ご相談下さい。
- ご使用後は、必ず充分水をきって下さい。乾燥が充分でないと錆が出ますのでご注意下さい。
- タワシや磨き粉で磨いたり、また油などは塗らないようお願いいたします。
- 以上のことをよくご注意下さればその品位を失うことなく、古くなるほど雅趣に富み長らくご愛用いただけます。